SECOND関数 – 日付と時刻

SECOND関数 – 時刻から「秒」の値を取り出す関数


1. 使い方と活用例

SECOND関数は、時刻データから「秒」の部分(0〜59の整数)を抽出する関数です。
時刻の一部分を個別に処理したい場合や、時間差の秒単位での分析に利用されます。

2. 基本の書式

=SECOND(時刻)

3. 引数の説明

  • 時刻 – 秒の値を抽出したい時刻または日付時刻を指定します。時刻形式で入力される必要があります(例:”12:34:56″、またはセル参照)。

4. 使用シーン

  • ログデータから「秒」のみを抽出したい場合
  • 2つの時刻の秒差を算出する前処理として
  • 特定の秒でイベントが起きたかを判定する場合

5. 応用のポイント

SECOND関数は、時刻の秒を整数で返すシンプルな関数ですが、TEXT関数と組み合わせることで任意の形式で秒を表示することも可能です。
また、TIME関数やHOUR関数、MINUTE関数と組み合わせて、時刻の各要素を自在に分解・再構成できます。

6. 具体例とその解説

=SECOND("10:15:45")

この式では「10時15分45秒」の時刻から、秒の値「45」を抽出します。

=SECOND(A1)

A1セルに「13:27:59」という時刻が入力されている場合、結果は「59」になります。

7. 関連関数の紹介

  • HOUR関数 – 時刻から「時」の値を抽出する関数
  • MINUTE関数 – 時刻から「分」の値を抽出する関数
  • TIME関数 – 時・分・秒を指定して時刻を作成する関数
  • TEXT関数 – セルの表示形式を指定して文字列として出力する関数

8. まとめ

SECOND関数は、時刻から秒だけを簡単に取り出すことができる便利な関数です。
時間データの分解や条件付き処理、イベントの発生時刻分析など、幅広く活用できます。

9. 対応バージョン

SECOND関数は、Excelのすべてのバージョン(Excel 2007以降)で使用可能です。