NETWORKDAYS関数 – 土日と祝日を除いた稼働日数（営業日数）を計算する関数
1. 使い方と活用例
NETWORKDAYS関数は、2つの日付の間に含まれる土日と指定した祝日を除いた営業日数を計算する関数です。
プロジェクトのスケジュール管理、納期計算、人事・勤怠管理など、ビジネス実務において広く活用されます。
2. 基本の書式
=NETWORKDAYS(start_date, end_date, [holidays])3. 引数の説明
- start_date – 必須。開始日（含む）。
- end_date – 必須。終了日（含む）。
- [holidays] – 省略可能。除外したい祝日や特別休暇日を含む範囲または配列。
4. 使用シーン
- 契約日から納品日までの実働日数を計算したい場合。
- 従業員の出勤可能日数（週末・祝日除く）を算出したい場合。
- プロジェクトの進行期間を、実際の稼働日ベースで評価したい場合。
5. 応用のポイント
NETWORKDAYS関数は、自動的に土日を休日として除外します。
さらに、祝日や会社の休業日などを[holidays]として追加すれば、より現実に即した日数計算が可能です。
開始日と終了日はどちらが先でも構いませんが、日数は常に正または負で返されます。
6. 具体例とその解説
たとえば、2025年4月1日から2025年4月10日までの営業日数を求める場合：
=NETWORKDAYS(DATE(2025,4,1), DATE(2025,4,10))この期間には土日が2日（4月5日と6日）あるため、結果は「8」となります。
さらに、4月4日が祝日だったとすると、以下のように指定します：
=NETWORKDAYS(DATE(2025,4,1), DATE(2025,4,10), DATE(2025,4,4))この場合、祝日を含めて3日除外されるため、結果は「7」となります。
7. 関連関数の紹介
- NETWORKDAYS.INTL関数 – 土日以外のカスタム休日を指定できる関数
- WORKDAY関数 – 開始日から指定営業日数だけ先の日付を返す関数
- WORKDAY.INTL関数 – 休日のパターンを柔軟に指定できる関数
- DAYS関数 – 2つの日付の差（日数）を返す関数（休日考慮なし）
- TEXT関数 – 日付を表示形式に変換する関数
8. まとめ
NETWORKDAYS関数は、カレンダー上の休日（週末＋祝日）を除いた実際の稼働日数を自動計算できる非常に便利な関数です。
業務で日数計算が必要なあらゆるシーンで活躍し、祝日リストと組み合わせることでより正確なスケジューリングが可能になります。
9. 対応バージョン
Excel 2007以降のバージョンで使用可能です。
Excel 365、Excel 2019、Excel Online でも対応しています。