FACT関数 – 階乗を求める関数
1. 使い方と活用例
FACT関数は、指定された数値の階乗(1からその数までの連続した整数の積)を求める関数です。
数学的な計算や組み合わせ、確率計算などで頻繁に使用されます。
2. 基本の書式
=FACT(数値)
3. 引数の説明
- 数値 – 階乗を求める対象の数値を指定します。0以上の整数である必要があります。
4. 使用シーン
- 組み合わせや順列の計算に使用する場合
- 数学的な問題における階乗の求値
- 確率論に基づく統計分析の計算
5. 応用のポイント
FACT関数は整数以外の値を指定すると小数点以下が切り捨てられた整数として処理されます。
また、負の数を指定するとエラー(#NUM!)が返されます。入力値の検証を事前に行うことが重要です。
6. 具体例とその解説
=FACT(5)
この式では「5の階乗」が計算され、結果は 120 になります。
これは 5 × 4 × 3 × 2 × 1 の積です。
7. 関連関数の紹介
- FACTDOUBLE関数 – 偶数または奇数のみの積(ダブル階乗)を求める関数
- COMBIN関数 – 組み合わせの数を求める関数
- PERMUT関数 – 順列の数を求める関数
8. まとめ
FACT関数は、シンプルな構文で階乗を求めることができる非常に便利な関数です。
数学や統計におけるさまざまなシナリオで活用でき、関連関数と組み合わせることでより高度な分析も可能となります。
9. 対応バージョン
FACT関数は、Excelのすべての主要バージョンで利用可能です。Excel 2007以降のすべてのバージョンでサポートされています。