ENCODEURL関数 – URLエンコードされた文字列を返す関数
1. 使い方と活用例
ENCODEURL関数は、指定した文字列をURLで使用できる形式(URLエンコード)に変換する関数です。
Web APIへのリクエストを作成する際や、URLパラメータに特殊文字を含める必要がある場合に便利です。
2. 基本の書式
=ENCODEURL(文字列)
3. 引数の説明
- 文字列 – URLエンコードする対象の文字列を指定します。文字列または文字列を返す式を使用できます。
4. 使用シーン
- WebサービスやAPIにデータを送信するために、URLに特殊文字を含めたいとき
- URLにユーザー入力を含める場合、安全な形式に変換したいとき
5. 応用のポイント
ENCODEURL関数は、URLエンコードの標準に従って文字を変換します。
例えば、スペースは「%20」、日本語などの非ASCII文字はUTF-8でエンコードされ、16進数の形式で表現されます。
この関数は、他の文字列関数(例えばTEXT関数やCONCAT関数)と組み合わせて、動的なURLを生成する際にも活用できます。
6. 具体例とその解説
=ENCODEURL("東京都 新宿区")
この式の結果は「%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%20%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%8C%BA」となります。
日本語の部分はUTF-8に基づく16進数でエンコードされ、スペースは「%20」となっています。
このように、URLで安全に使用できる文字列に変換されます。
7. 関連関数の紹介
- WEBSERVICE関数 – 指定したURLからデータを取得する関数
- FILTERXML関数 – XMLデータを解析し、指定したデータを抽出する関数
- TEXT関数 – 数値や日付を特定の形式の文字列に変換する関数
- CONCAT関数 – 複数の文字列を連結する関数
8. まとめ
ENCODEURL関数は、文字列をURLエンコードすることで、Webサービスとの連携やデータ送信時のトラブルを回避できます。
特に、APIにパラメータを含めたリクエストURLを動的に生成する場合には非常に便利な関数です。
9. 対応バージョン
ENCODEURL関数は、Excel 2013以降のバージョンで利用可能です。
Excel for MacやMicrosoft 365にも対応していますが、Web版Excelでは一部機能に制限がある場合があります。