DETECTLANGUAGE関数 – 文字列操作

DETECTLANGUAGE関数 – テキストの言語を自動判別する関数


1. 使い方と活用例

DETECTLANGUAGE関数は、指定したテキストがどの言語で書かれているかを自動的に判別し、対応する言語コード(例:”en”、”ja”)を返します。
多言語データの分類や、入力内容に応じた処理分岐などに活用できます。

2. 基本の書式

=DETECTLANGUAGE(テキスト)

3. 引数の説明

  • テキスト – 判別したい文字列、または文字列を含むセルを指定します。

4. 使用シーン

  • フォーム入力内容の言語を特定したい場合
  • 多言語対応システムで言語別に処理を分けたい場合
  • 顧客メッセージやフィードバックの言語自動分類

5. 応用のポイント

言語コードはISO 639-1形式(例:”en”=英語、”ja”=日本語)で返されます。
インターネット接続が必要で、Microsoftのクラウドベースのサービスを使用しています。
文章が短すぎたり曖昧な場合は、正確に判別できないことがあります。

6. 具体例とその解説

=DETECTLANGUAGE("これは日本語の文章です")

この式は、日本語の文章が入力された場合に “ja” を返します。

7. 関連関数の紹介

  • TEXT関数 – 数値や日付などを書式設定して文字列に変換する関数
  • IF関数 – 条件に応じて処理を分岐させる関数
  • LEN関数 – 文字列の文字数をカウントする関数

8. まとめ

DETECTLANGUAGE関数は、Excel上で多言語テキストの自動識別が可能となる便利な関数です。
入力内容に応じた自動処理や、言語ごとの対応に活用でき、国際化対応の強力な補助となります。

9. 対応バージョン

DETECTLANGUAGE関数は、Microsoft 365 サブスクリプション版のExcelで利用可能です。
旧バージョンのExcel(スタンドアロン型など)では利用できません。