DAY関数 – 指定した日付から「日」だけを抽出する関数
1. 使い方と活用例
DAY関数は、日付データから「日(1〜31)」の部分だけを抽出する関数です。
日付の中から日部分のみを取り出したい場合に便利で、他の関数と組み合わせて日付処理を効率的に行う際に役立ちます。
2. 基本の書式
=DAY(シリアル値)
3. 引数の説明
- シリアル値 – 対象となる日付を指定します。DATE関数、日付を含むセル参照、または日付の文字列でも可。
4. 使用シーン
- 「何日」に相当する部分のみを抽出して表示したいとき
- 月末かどうかを判断するロジックの一部として使いたいとき
- 他の関数と組み合わせて日数に応じた処理をしたいとき
5. 応用のポイント
DATE関数と組み合わせることで、年・月・日を個別に取得してカスタム日付を作成できます。
また、TEXT関数を使って「日」部分をゼロ埋め(たとえば「03」など)した形式に整えることも可能です。
なお、引数に文字列を使う場合は、Excelが正しく日付と認識できる形式である必要があります。
6. 具体例とその解説
=DAY("2025/4/3")
この式は、「2025年4月3日」の「日」部分を抽出します。
結果は「3」と表示され、日付の中の「3日」を表します。
7. 関連関数の紹介
- MONTH関数 – 指定した日付から「月」を抽出する関数
- YEAR関数 – 指定した日付から「年」を抽出する関数
- DATE関数 – 年・月・日から日付を作成する関数
- TEXT関数 – 日付を任意の書式で文字列として表示する関数
8. まとめ
DAY関数は、日付の「日」だけを簡単に取得できる便利な関数です。
データ分析や日付ロジックの作成において、シンプルかつ多用途に使える基本関数の一つです。
9. 対応バージョン
DAY関数は、Excelのすべてのバージョン(Excel 2003以前を含む)で利用可能です。
非常に基本的な関数であり、幅広い環境で問題なく使用できます。