DATEVALUE関数 – 日付と時刻

DATEVALUE関数 – 日付を表す文字列をシリアル値に変換する関数


1. 使い方と活用例

DATEVALUE関数は、「2025/4/3」や「4月3日, 2025」などの日付を表す文字列を、Excelで扱える日付のシリアル値(連続した数値)に変換する関数です。
これにより、文字列として入力された日付情報を、計算やフィルタ処理に活用できるようになります。

2. 基本の書式

=DATEVALUE(日付文字列)

3. 引数の説明

  • 日付文字列 – 変換対象となる日付を表す文字列。クォーテーション(”)で囲んで指定するか、日付文字列を含むセルを参照する。

4. 使用シーン

  • テキスト形式で保存された日付データを、Excelの日付として認識させたいとき
  • 文字列の日付を用いて日付計算やフィルタ、並べ替えを行いたいとき

5. 応用のポイント

DATEVALUE関数は、文字列がExcelの認識できる日付形式である必要があります。
ロケール(言語や地域設定)によって認識可能な形式が異なる場合があるため、標準的な「YYYY/MM/DD」形式を使うのが安全です。
また、DATEVALUE関数は「日付部分」のみを扱うため、時刻情報は無視されます。

6. 具体例とその解説

=DATEVALUE("2025/4/3")

この式は、「2025年4月3日」を表す文字列を、Excelでの日付シリアル値に変換します。
結果は「45103」と表示され、これは1900年1月1日から数えて45103日目を意味します。

7. 関連関数の紹介

  • VALUE関数 – 数字を表す文字列を数値に変換する関数
  • TEXT関数 – 数値や日付を指定した書式の文字列に変換する関数
  • DATE関数 – 年・月・日を指定して日付シリアル値を作成する関数
  • TIMEVALUE関数 – 時刻を表す文字列を時刻のシリアル値に変換する関数

8. まとめ

DATEVALUE関数は、文字列として入力された日付をExcelが扱える日付形式に変換するための便利な関数です。
文字列データを整えて日付として扱いたい場面で非常に役立ちます。

9. 対応バージョン

DATEVALUE関数は、Excelのすべての主要バージョン(Excel 2007以降)で利用可能です。
古いバージョンでも互換性があり、安心して使用できます。