UNICODE関数 – 文字のUnicodeコードポイントを取得する関数
1. 使い方と活用例
UNICODE関数は、指定した文字列の最初の文字について、そのUnicodeコードポイント(10進数)を取得する関数です。
文字コードを扱う場面や、文字の種類を判別したい場合などに役立ちます。
2. 基本の書式
=UNICODE(文字)
3. 引数の説明
- 文字:Unicodeコードを取得したい文字列。文字列の最初の1文字だけが評価されます。
4. 使用シーン
・特殊文字の識別や分類を行いたい場合。
・文字コードによるフィルタリングや変換の前処理を行いたい場合。
・外部データの整形や文字列の解析において、内部的なコードポイントを確認する必要がある場合。
5. 応用のポイント
UNICODE関数は、単一文字のコードポイントを調べるもので、複数文字を指定しても最初の1文字しか評価されません。
複数文字のコードを調べたい場合は、LEFT関数やMID関数と組み合わせることで柔軟に対応できます。
6. 具体例とその解説
=UNICODE("A")
この式は、大文字「A」のUnicodeコードポイントを返します。結果は 65 になります。
=UNICODE("あ")
この式は、ひらがな「あ」のUnicodeコードポイントを返します。結果は 12354 になります。
7. 関連関数の紹介
- CHAR関数 – 指定したコード番号に対応する文字を返す関数
- CODE関数 – ANSI文字コードを取得する関数(UNICODEとは異なる)
- UNICHAR関数 – 指定したUnicodeコードから文字を返す関数
8. まとめ
UNICODE関数は、文字のUnicodeコードポイントを取得するのに便利な関数です。
国際化対応や文字列解析において不可欠な処理をサポートします。
他の文字コード関連関数と組み合わせることで、より柔軟な文字列操作が可能になります。
9. 対応バージョン
UNICODE関数は、Excel 2013以降で使用可能です。
それ以前のバージョンでは使用できません。