RANDBETWEEN関数 – 指定範囲内の乱数(整数)を返す関数
1. 使い方と活用例
RANDBETWEEN関数は、指定した最小値と最大値の範囲内でランダムな整数を返します。
くじ引きや抽選、シミュレーションなど、ランダム性が必要な場面で広く使用されます。
2. 基本の書式
=RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
3. 引数の説明
- 最小値 – 返される乱数の下限となる整数を指定します。
- 最大値 – 返される乱数の上限となる整数を指定します。
4. 使用シーン
- ランダムなIDやコードの生成
- 抽選やくじ引きなどの乱数処理
- ランダムデータを使ったテストやシミュレーション
5. 応用のポイント
ワークシートを再計算するたびに値が変わるため、静的な値にしたい場合は、コピーして「値として貼り付け」するか、RAND関数やINT関数と組み合わせる方法もあります。
また、RANDBETWEENは整数しか返さない点にも注意が必要です。
6. 具体例とその解説
=RANDBETWEEN(1, 10)
この式では、1から10の間の整数(両端を含む)がランダムに返されます。
たとえば、実行するたびに 3、7、10 など異なる値が表示されます。
7. 関連関数の紹介
8. まとめ
RANDBETWEEN関数は、手軽にランダムな整数を得ることができる便利な関数です。
動的なランダム性が必要な場面だけでなく、ちょっとした遊びや抽選などにも使える汎用性の高い関数です。
9. 対応バージョン
RANDBETWEEN関数は、Excel 2007以降で使用可能です。
それ以前のバージョンでは Analysis ToolPak アドインを有効にする必要がありました。