ISLOGICAL関数 – 値が論理値（TRUE または FALSE）かどうかを判定する関数
1. 使い方と活用例
ISLOGICAL関数は、指定した値が論理値（TRUE または FALSE）であるかどうかを判定する関数です。
論理演算や条件分岐処理の中で、値の型を確認したい場合に使用されます。
2. 基本の書式
=ISLOGICAL(value)3. 引数の説明
- value – 必須。論理値かどうかを判定する対象。セル参照、値、式などを指定可能。
4. 使用シーン
- セルの値が TRUE または FALSE であるかをチェックしたい場合。
- 論理演算に使用されるかどうかを事前に確認したい場合。
- 関数の結果がブール値かどうかを判定して、後続処理を分けたい場合。
5. 応用のポイント
ISLOGICAL関数は、値が論理型であるかを判定する型チェック関数です。
TRUE や FALSE は判定の対象になりますが、文字列 “TRUE” や “FALSE” は論理値とはみなされません（結果は FALSE）。
IF、AND、OR など論理関数の返り値を検証したいときに便利です。
6. 具体例とその解説
論理値 TRUE を直接判定
=ISLOGICAL(TRUE)
結果は TRUE になります。
文字列 “TRUE” を指定した場合
=ISLOGICAL("TRUE")
結果は FALSE です（文字列は論理値とは見なされません）。
IF関数などと組み合わせた例
=ISLOGICAL(A1=100)A1 の値が 100 であれば TRUE を返し、その結果が論理値であることを確認します。
7. 関連関数の紹介
- ISNUMBER関数 – 数値かどうかを判定する関数
- ISTEXT関数 – 文字列かどうかを判定する関数
- ISERROR関数 – エラー値かどうかを判定する関数
- IF関数 – 論理値に基づいて条件分岐を行う関数
- TYPE関数 – 値のデータ型を数値で返す関数（論理値は 4）
8. まとめ
ISLOGICAL関数は、値がExcel における論理値（TRUE または FALSE）かどうかを確認するための関数です。
論理演算や条件処理の前提チェックとして活用され、信頼性の高いデータ処理に役立ちます。
9. 対応バージョン
Excel 2003以降のすべてのバージョンで使用可能です。
Excel 365、Excel 2019、Excel Online にも対応しています。