COUNTA関数 – 空白でないセルの個数を数える関数
1. 使い方と活用例
COUNTA関数は、指定した範囲内で空白でないセル（データが入力されているセル）の個数をカウントする関数です。
数値、文字列、エラー値、論理値（TRUE/FALSE）など、あらゆる「何かが入力されたセル」がカウント対象になります。
2. 基本の書式
=COUNTA(値1, [値2], …)3. 引数の説明
- 値1 – カウント対象のセル範囲または値。
- 値2以降（省略可）– 複数の範囲や値を追加で指定可能。
4. 使用シーン
- 入力済みのデータ件数を数えたいとき（空白行を除外）
- フォームやアンケートの記入状況をチェックしたいとき
- 日報や報告書の提出済み件数を自動集計したいとき
5. 応用のポイント
COUNTA関数は数値だけでなく文字列やエラー値もカウント対象に含めます。
セルが完全に空でない限り、カウントされます。
なお、数値だけを数えたい場合は COUNT関数、条件付きで数えたい場合は COUNTIF または COUNTIFS を使います。
6. 具体例とその解説
=COUNTA(A1:A10)A1〜A10の範囲内で、空白でないセルの個数を数えます。たとえば5つのセルに何らかの値が入力されていれば、結果は 5 となります。
=COUNTA(A1, B1, C1)A1、B1、C1 の3セルのうち、空白でないセルの数を返します。
7. 関連関数の紹介
- COUNT関数 – 数値が入力されているセルの個数を数える関数
- COUNTBLANK関数 – 空白セルの個数を数える関数
- COUNTIF関数 – 条件に合致するセルの個数を数える関数
- COUNTA + FILTER関数 – 特定条件下で空白でないセル数を柔軟に集計
8. まとめ
COUNTA関数は、数値・文字列・エラーなど、「何かが入力されているセルの数」を集計するための基本的な関数です。
空白セルを除外して全体の入力状況を把握したいときに非常に役立ちます。
9. 対応バージョン
COUNTA関数は、Excel 2003以降すべてのバージョンで使用可能です。
Microsoft 365、Excel for Mac、Web版Excelにも対応しています。