CODE関数 – 文字の文字コード(数値)を取得する関数
1. 使い方と活用例
CODE関数は、指定された文字列の先頭文字に対応する文字コード(数値)を返します。
文字コードに基づく処理や、特定の記号や文字の判定に使用されます。
2. 基本の書式
=CODE(文字列)
3. 引数の説明
- 文字列 – 文字コードを取得したい文字列を指定します。先頭の1文字のみが対象となります。
4. 使用シーン
- 文字コードに基づいて並べ替えや識別を行いたい場合
- 特定の記号や制御文字を検出したい場合
- CHAR関数と連携して文字の変換や検証を行いたい場合
5. 応用のポイント
CODE関数は、ASCIIコード(またはShift_JISの環境ではそれに準じたコード)を返します。
対象は文字列の先頭1文字のみであり、2文字目以降は無視されます。
大文字と小文字では異なるコード値が返されるため、厳密な識別が可能です。
6. 具体例とその解説
=CODE("A")
この式では、文字「A」のコードを取得します。結果は 65 です。
=CODE("あ")
日本語環境では、Shift_JISにおけるコード値が返されます。
環境によって異なる結果になることがあるため、注意が必要です。
7. 関連関数の紹介
- CHAR関数 – 指定したコードに対応する文字を返す関数
- UNICODE関数 – Unicodeに基づく文字コードを返す関数(多言語対応)
- TEXT関数 – 数値を書式設定して文字列として表示する関数
- EXACT関数 – 文字列の厳密な一致を比較する関数
8. まとめ
CODE関数は、文字の背後にあるコード値を取得するための基本的な関数です。
文字の分類や制御処理、特殊文字の識別など、テキストを数値として扱いたい場合に役立ちます。
Unicode対応が必要な場合は、UNICODE関数との使い分けが重要です。
9. 対応バージョン
CODE関数は、Excel 2003以降のすべてのバージョンで使用可能です。